革靴

【クロケット&ジョーンズ】革靴のへこみをセルフで修理してみた

満員電車で靴を踏まれたことはありませんか?

それ以外にも、階段を登るときつま先を段差にぶつけたりしてつま先が削れたことはありませんか?

今回は革靴のキズやへこみをセルフで直す方法を紹介していきたいと思います!プロに任せると確実ですが、時間もお金もかかるので、自分で出来そうな人は是非マネしてみてください!

キズやへこみをセルフで修理する方法

革靴のキズやへこみをを修理する方法はいくつかあります。もちろん、それぞれにメリット、デメリットがありますので一緒に書いていきたいと思います。

ハンマーで叩く

これはへこみに対して有効な手段ですが、靴の中にシューツリーなどの硬い物を詰めてハンマーで叩く方法です。一見クレイジーに聞こえますが、へこみの範囲が広い場合には意外と有効な手段です。また、へこみが明らかに深い場合にも一度叩いて見ることによって多少の戻りがあるかもしれません。

デメリットとしては、力加減を間違うと革が薄くなる可能性があります。革が薄くなるとそこだけ平らに見えたりもします。あとは固い物がしっかり支えになっていないと逆にもっとへこむことになりますので注意してくださいね。

ヤスリで削る

びっくりするかもしれませんがこれは王道手段です。中学生の時に、理科の実験で習った光の屈折がキズやへこみに見えるメカニズムです。

そもそもキズというのは、キズの淵の角が立っていることによって光の屈折が他の部分と違う角度になるので、キズに見えるという事です。つまり、その角をやすりで落としてあげて滑らかにすると光の反射がうまくいき、キズが消えます。

デメリットは、削り方を間違えるとキズが増えてしまう事です。また、徐々に削っていくので、慣れないうちは手間がかかるかもしれません。

そもそもへこんでいない

そもそもへこんでいるのは靴ではなくてあなたの心かもしれません。よくよく確認して本当にへこんでいるのは靴なのか、それとも自分なのか確かめましょう。(ごめんなさい)

やすりで削って修理する

今回は、クロケットのオードリーをやすりで削ってみました。理由としては、修理する靴がへこみとキズの中間のような症状だったからです。

ちなみに、履き皺が乾燥によって割れる現象、通称クラックもやすりを当てることによってなくす事もできます。工程としてはほぼ同じなので、クラックに悩んでいる方も参考にしてみてください!

用意するもの

今回、やすりで削って修理するにあたって用意するものは5つです。

✔用意するもの

・耐水ペーパーやすり(#1000#1500#2000)

・乳化性クリーム

・サフィールノワールクレム

・モウブレイレザーコンシーラー(顔料)

・豚毛ブラシ

いずれも簡単に手に入ります。

コロニル”シュプリームクリーム”

乳化性クリームは自宅にあるもので大丈夫ですが、私はコロニルのシュプリームクリームを使っています。簡単にツヤも出て本当に優秀です。

サフィールノワール”クレム”

サフィールノワールのクレムは、油分を多く含んでいます。やすりで削った後は表面の水分が抜けており、雨などの水を吸い込みやすい状態になっています。クレムの油分を使って被膜を作ります。

モウブレイ”レザーコンシーラー”(顔料)

顔料は、削って色が落ちた場合に使います。顔料は各メーカーから沢山出ていますが、モウブレイのレザーコンシーラーが断然おすすめです。

レザーコンシーラーは、染める力はもちろんですが、色の落ちにくさ、屈曲にも強いのでかなり優秀です。

 耐水ペーパー

耐水ペーパーは数字が小さい程目が粗く、大きい程細かいです。キズが深かったりえぐれている場合には800番台から使っても良いと思います。

豚毛ブラシ

豚毛のブラシはクリームを押し込むのに使います。布で塗るよりも均等に入れ込むことが出来ますし、なにより奥まで入っていきますので豚毛のブラシは必須です。

へこみの状態

わかり辛いですが、へこみの状態です。実はキズがついた時にあまりにもショックで写真を撮る前に一度顔料で染めています。そのおかげで多少目立たなくなっていますが、やはり確実にへこんでいますね。

1、ヤスリで削っていく

こうしてみるとへこみの状態がわかりますね。基本的には、キズやへこみの周りを削りますが、多少全体を削るようにしてください。キズの深さによってやすりの粗さを変えます。通常は、1000番から使って、仕上げに向かっていくにつれて、1500番、2000番と細かくしていきます。

私はびびりなので最初から2000番でやりました。(笑) そのせいでかなり工程も多くなりましたし、時間もかかったので1000番でしっかり角を落とした方が早く仕上がるのでお勧めです。

2、角が落ちてきたら、全体を研磨する

キズの周りを研磨して、多少角が落ちてきたら全体を研磨します。イメージとしては、キズの周りは1000番で削って角を落とし、角が落ちたら範囲を広げて1500番→2000番と細かくしていきます。

写真は、角が落ちた後に全体を研磨した状態です。

全体を研磨する理由は、キズのところだけ研磨するとそこだけキレイに仕上がってしまいます。全体を2000番で研磨することによって、革の凹凸が均一になり違和感が無くなります。

3、乳化性クリームを入れる

乳化性クリームを入れることによって、削れた革を寝かし状態を確認することができます。研磨したままの状態だと、均一に見えていても乳化性クリームを入れることによってキズが本当に消えたのか確認することが出来ます。

この1,2,3の工程を繰り返すことによって徐々にキズを消していきます。

この工程を繰り返すのをめんどくさがって一気にやると失敗する可能性があります。時間はかかりますが、徐々にやることが失敗しない大切なポイントです。

 4、キズが目立たなくなったらクレムを入れる

キズが目立たなくなったらクレムで油分で保湿します。この時に、クレムはほんのちょっとで大丈夫です。出来れば指で塗った後、豚毛のブラシで押し込んでください。布で塗ると、靴の滑りが悪く、繊維が残ってしまう場合があります。また、ブラシの方が均等にクリームを入れこむことが出来ます。

クレムを入れたら、少し時間を置いた後にシュプリームクリームを入れると光沢が出ますので、それで完成です。

番外編】色落ちしたら

キズの深さや靴にもよりますが、やすりで削っていくと、白くなる場合があります。心配になると思いますが、レザーコンシーラーで簡単に染めることが出来ますので安心してください。

レザーコンシーラーを使う場合はブラシでしっかり中まで押し込んでください。乾燥に1日かかりますので、レザーコンシーラーを使った場合は1日置いてください。

まとめ

いかがですか?靴を削るなんて信じられないかもしれませんが、意外と簡単に出来ますし。お金も全然かかりません。プロに任せる前に、自分でチャレンジしてみてくださいね!

もしわからない事がありましたら、トップページのお問い合わせから質問していただければお答え出来ると思います!

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