タイトル通り、私はスーツに関して初心者です。着こなし等々はある程度出来ますが、スーツを作る上での細かいディテールやトレンド、フィッティングなどは全くわかりません!
そんな初心者が、いっちょ前にイタリアの工房でイタリアの職人が仕立てるフルハンドメイドのスーツを作ってみました!
- これからフルオーダーに挑戦したい!
- オーダースーツに興味がある!
- フルオーダーの流れを知りたい!
- とにかくかっこよくなりたい!
こんな方におすすめの記事です!
目次
なぜフルオーダーなのか
なぜスーツ初心者がフルオーダーなのか、既製品やパターンオーダーじゃダメなのか。
私は、パターンオーダーで3着ほどスーツを作ったことがありますが、結局サイズが合わないのです。サイズの合わないスーツはいくら安くても損です。
パターンオーダーはなぜサイズが合わないのか、その落とし穴についてはこちらの記事で詳しく書いています。こちらの記事から読んでいただくとイメージしやすいと思います。
銀座で評判:MICHELE&shinのフルオーダースーツ
今回、フルオーダースーツをMICHELE&shinで作りました。
MICHELE&shinは銀座に店を構えつつ、イタリアの工房で一つ一つ手作業にてスーツを仕立てる、本物に拘りぬいたテーラーです。
ヨーロッパにクリエイターを配置
MICHELE&shinは現在、フィレンツェ、ナポリ、トリノ、フランスのリヨンにクリエイターを配置しています。これによって最新のスーツスタイルを入手することが出来ます。
つまりMICHELE&shinに行くと、日本にいながら最新のイタリア、フランスのスーツスタイルを作ることが出来るんです。
イタリアのフィレンツェで作られている
MICHELE&shinのスーツはイタリアのフィレンツェ、トスカーナ郊外で作られています。
いくらイタリアの最新コレクションを知っていても、日本の昔ながらの職人が作っていたらかっこいいスーツは作れません。
言葉は悪いですが、日本の職人は高齢化で、品質は良くても昔の型しか作れないんです。
イタリア現地価格で作れる
MICHELE&shinはイタリアに工房がある強みを活かし、現地のイタリアで生地を買い付け500種類以上もの生地を在庫としてストックしています。
これが、現地価格で提供できる大きなポイントです。イタリアで生地を買い付け、イタリアの工房で縫製するので現地価格が実現しているんです。
フルオーダーの流れ【打ち合わせ編】
MICHELE&shinでフルオーダーを作る際の流れを説明していきます。今回は一番最初の段階、打ち合わせの流れについて書いていきます。
基本的にフルオーダーは、
打ち合わせ・採寸→仮縫い→本縫い(受け取り)
の流れになります。
ステップ1:テーラーとイメージの共有
行く前のイメージとは違い、堅苦しいのは一切なく、コーヒーを飲みながら雑談のような感じで進めてくれます。
MICHELE&shinの松本さんは1年の半分以上をイタリアで過ごしており、本場のスーツのトレンドなんかも話してくれます。
余計なフィルターを通さず、イタリアの生のトレンドを聞けるのもMICHELE&shinの魅力です。
私が伝えたイメージは、
『ダブルでラペルの広いかっこいいやつ。パンツはベルトしないやつが良いです!』
ド素人にもほどがありますよね。(笑)
こんなド素人丸出しの注文も松本さんは、『良いですね~、かっこいいですね~。』と言ってくれました。(笑)
ちなみに、これがベルトしないパンツです。(笑) 松本さんはすぐ理解してくれました。さすがプロ・・・。
その他にも、私が伝えたイメージに近いディテールのスーツを手に取りながら、トレンドならこう、ベーシックならこう、など沢山の提案をしてくれます。
松本さんのアドバイスを聞きながら、
トレンドも入れつつ様々なシーンで使いやすいスーツ
を作って頂くことにしました。
ステップ2:細かい内容も含めてデッサンに落とし込む
ある程度ディテールが決まったら、デッサンに落とし込んでもらいます。
ラペル、フラワーホール、ベントの位置や深さ、本切羽や袖ボタンの付き方、タックの仕様などなど。ここに書ききれないほど細かい部分の自由度が高く自分の好きなように出来ます。
ここでもしっかり松本さんにアドバイスを頂きながら決めていきます。
この段階で、生地やボタンの種類、裏地なども一緒に決めていきます。生地は500種類以上ストックがあり、理想の生地が見つかりそうですよね。
私は、ベーシックなネイビーにしました。
完成したデッサンがこちらです。
なんか最早かっこいいのが伝わってきますよね!(笑)
ステップ3:採寸
いよいよ採寸です。正直ここは立っているだけで十分です。しかし、この採寸の工程があるからこそ人それぞれの癖に合ったスーツが仕上がるんですね。
私は、右腕より、左腕の方が1cm長いみたいです。これが2cm以上差があると、1cmくらいの差をつけるみたいです。もちろん全体的なバランスを見ながら調整します。
各箇所を細かく測っていきます。この脇周りは着心地において非常に重要な部分です。パターンオーダーや既製服では、この脇のフィッティングは最悪です。
腰パンしていると足が上がらないように、脇のフィッティングが甘いと腕が上がらず可動域が狭くなります。これは、私がパターンオーダーをやめて、フルオーダーに挑戦しようと思った理由の一つです。
私にとってこの首回りも着心地において重要な部分です。直線が無いと言われる身体の中でも、特にカーブの強い首回りは手縫いじゃないと吸い付くようなフィッティングは実現しません。
肩幅の計測の際、実寸は44cmでしたが、ピッタリしすぎると顔が大きく見える場合があるので仮縫いは45cmでしましょうという提案を頂きました。MICHELE&shinの採寸は、ただ体のラインを測るだけではなく、その人のバランスに合うかっこいいスタイルを提案してくれます。
MICHELE&shinのサイズがピッタリ=かっこいいではないという想いを強く感じた瞬間でした。もちろん、仮縫い後、イメージと違えば修正も可能なので安心です。
料金体系
今回私がオーダーしたスーツは、イタリアの職人がイタリアの工房で作るオールハンドメイドのスーツです。これで180000円です。かなり安いと思います。
スーツ以外にもジャケットやコート、トラウザーのみのオーダーも出来ます。
スーツ初心者が銀座でフルオーダースーツを作ってみたのまとめ
今回は初回なので、打ち合わせと採寸のみです。所要時間は1時間~2時間程度で終わります。
私は、結構雑談をしてしまったので2時間くらいでしたが、スムーズに進めようと思えば1時間くらいで終わります。次回は、仮縫い完成後に感じたことやフィッティングを纏めていきたいと思います。
思っていたよりもかなりフランクで、良い意味でフルオーダーのイメージが変わりました。それでもまだちょっと行きづらい・・・。って方は月初にお得なキャンペーンをやっているので、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
私がオーダーした180000円のスーツが限定2名様で98000円になります。シンジラレナイ。